本セミナーは、MA9（Mashup Award 9）への応募、受賞を目指すためのセミナーです。ITAP第3回の勉強会、第4回のワークショップを経てたくましく成長した参加者はいよいよ応募に向けて本格的に動き出しました。今回は第1回と同様、2日間の合宿を行いサービスの開発プロジェクトを実施しました。

14日（土）午前はチーム分けからスタートしました。今回はプロジェクトメンバーが広範囲にちらばりなかなかプロジェクトが進行できなかった過去の反省を踏まえ、今後のプロジェクト維持の観点からも、場所が近く集まりやすいメンバーでチームを分けることにしました。秋田市からの参加メンバー4名の「チーム寝不足」と横手市から参加した7名を2チームに分けた3チームが発足しました。その後、チーム毎に２つのサービス提案を行い担当講師からのアドバイスを基に今回構築していくサービスを１つ決定しました（横手市チームはメンバーのスキル状態を加味し、7人で4つのサービス提案を行い、2つのサービスを決定後、2チームに分かれてサービス構築を行いました）。

午後からは、チームごとに午前中に決定したサービス仕様の詳細をさらに詰めていき、実際に動きが確認できるモックアップの作成に取り掛かりました。今回は事前に参加者のスキルを確認できたこともあり、各人が担当に分かれてスムーズに取り掛かれたと思います。初日の最後には、作成したサービスモックアップの第1回成果報告を行いました。ここで各チームは、講師から意見をいただき、明日の午前の第2回成果報告で改善案の報告が宿題となりました。

・・・まだまだ1日目は終わりません。合宿中唯一の楽しみともいえる温泉につかり、リフレッシュ後は自然と講師、参加者間の交流会が行われました。第2回成果報告に向けて、各チームはサービスの改善、さらに他のサービスともマッシュアップできないかなどを色々と検討し夜が更けていきました。

15日（日）「今回のような合宿は無駄がないよね。『食べて』『サービス構築して』『風呂に入って』『寝て』が1ヵ所でできるから。」と講師が朝食時にぼそり。皆、（多少うんざりしながらも）納得。

午前は、昨日に引き続きサービスモックアップ作成を進め、第2回成果報告を行いました。各チームは前日の宿題である改善点について報告しました。ここでさらに講師から意見をいただき、サービスの改善、他サービスとのマッシュアップの検討を行いました。

午後も午前に引き続き、サービスモックアップ作成を進め、最終成果報告を行いました。各チーム成果報告のたびにサービスが改善されていく様子が見られ、特に今回のセミナーでは、初日のどのようなサービスするか決めた段階で早々にモックアップに着手し、ある程度動きのあるサービスをチーム全体で共有できたことで、サービスの改善、他サービスとのマッシュアップ検討とスムーズに進めることができたと思います。また、報告会での意見交換、改善を繰り返すことで、自分たちの構築するサービスが確実にプラスに変わっていく過程は、各自のモチベーションを高く保ち、2日間で大きな成果を上げる要因になったと思います。
今後、各チームは本セミナーのモックアップを本格的なサービスに昇華し、MA9に応募していきます。

さぁ、準備は整いました。いざMA9へ！